Billy Joel - Allentown
1982年リリースの「The Nylon Curtain」から。
Amazonのオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』
ドラマは苦手なのですが久々にはまりました。
内容の面白さもさることながら
BGMに使われている楽曲がやたら好みだというのも魅力の一つ
シーズン1序盤では
「The Clash/London Calling」「Iggy Pop/The Passenger」「The Damned/Neat Neat Neat」
などなどが絶妙なタイミングで流れます。
そして主人公のヒューイはなぜかビリー・ジョエルのファンという設定
ビリー・ジョエルのTシャツを着ていたり
'89年作アルバムと同名のストーム・フロントなんてキャラも登場します。
さて
このアルバムはビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」
を意識したらしく、楽曲はバラエティに富んでいて聴き応えがあります。
しかし、ベトナム戦争などのシリアスなテーマが多く
彼に「オネスティ」「素顔のままで」のようなラブソングを期待していた層からは
不評だったらしく失敗作扱いに。
それを意識したのか、次作の「An Innocent Man」('83年)では
開き直ったかのようにモータウン調の「Uptown Girl」で大ヒットを飛ばします。
ベタな存在すぎて「ビリー・ジョエルが好き」とは
なんとなく恥ずかしくて、大きな声で言えないのだけれども
ザ・ボーイズのおかげで再評価されたら良いな。
|