Power Pop Today!

好みの音楽を中心に書いてます。

Def Leppard - Promises

'99年リリースの「Euphoria」から。

 

f:id:u1iwa:20200723121128j:plain

 

前作「Slang」('96年)で

トレードマークだった分厚いコーラスや

何層にもオーバーダブされたギター

スタジアム仕様のエレクトリックドラムを捨て去り

より生々しいサウンド

グランジ、ファンク、R&Bなど幅広い曲調に挑戦。

ところが全くファンに受け入れられず

後にファンの中では無かった事になる一枚に。

 

心機一転リリースされた本作。

タイトルが示す通り80年代の大ヒット作

「Pyromania」と「Hysteria」を彷彿とさせます。

 

とはいえアルバム自体は「Slang」のノンジャンル路線を踏襲し

サウンドプロダクションを80年代黄金期に寄せた感じ。

 

ただし、このリードトラック「Promises」が

過去の名曲のいいとこ取り・全部のせみたいな出来で

私含め「Slang」で離れたオールドファンも無事に帰還。

 

彼らはここから現在に至るまで、この古過ぎず新し過ぎずの

「こういうのでいいんだよ」的な安定路線でアルバムを重ねていきます。