Lisa Loeb & The Nine Stories - "Stay (I Missed You)"
1995年「Tails」から。
1994年公開の映画『リアリティ・バイツ』サントラに収録されていたこの曲。
当時、無名のリサ・ローブが突如全米No.1になったり
The KnackのMy Sharonaをリバイバルヒットさせたり
U2、レニー・クラヴィッツ、Dinosaur Jr.など豪華なメンツで
このサントラはよく聴いたもんだ。
しかしながら肝心の映画といえば
ウィノナ・ライダーがひたすら可愛いだけの
なんともからっぽの内容の映画。
※ジェネレーションX世代を描いたってことだから意図的なのかな
Soul AsylumのVoがウィノナと当時付き合ってて、ちょい役で出てたり
イーサン・ホークの当時の彼女がリサ・ローブで、無名ながら楽曲が採用されていたり。
なんとも内輪で制作されていた模様^^;
でも、なぜかたまに聴きたくなる曲。
<p
|
>
KISS - Crazy Crazy Nights
1987年「Crazy Nights」から。
いつかはライブを観てみたいと思っていながら
なぜか「いつでも行けるんじゃね?」と思いつつ
毎回、来日ライブに行くのを見送っていたKISS。
2019年の12月、武道館でのファイナルツアーは
知人からお誘いを受け
「さすがに今回で最後かな?」と行くことに。
人生最初で最後?のKISSのライブは
日本でこんなに火柱をぶっ放して違法じゃないのか!?
と心配するほどのパイロの嵐。
70年代まんまのお馴染みメイクとコスチュームもあって
他の老舗バンドと違い、全盛期のライブを追体験できた気がする。
※連発された過去の名曲群がノーアレンジだったのも👍
まさかこの日を最後に一年以上もライブに行けなくなるとはね^^;
<p>
|
Paul Weller - The Changingman
1995年「Stanley Road」から。
人は老いて行く。
当たり前のことだけど、歳を経るごとに精神と肉体に折り合いがつかなくなります。
The Jam~The Style Councilそしてソロへと
年齢に沿ってこんなにも自然に自身のキャリアを
クールに積み上げたアーティストを僕は他に知らない。
どこかの大道芸バンドのように何十年もひたすら同じことを続けるでもなく
突然、「ブルース回帰や!」と老成するでもなく。
年齢に応じた自然な最もカッコいい音楽と佇まい。
音楽に限らず
自分もこういう風にスマートに人生を生きていきたいと思う。
|
Pulp - Disco 2000
1995年「Different Class」から。
Blurのブレーク後、ブリットポップムーブメントがUKを席巻したころ
ジャービス・コッカー(Vo)率いるPulpは
デーモン・アルバーン(Blur)の師匠的な紹介をされていた記憶。
このアルバムは彼らの5枚目にして
キラーチューン「Common People」とともに
突如ミリオン達成のビッグヒットを記録。
チープなシンセ音とジャービスのクセが強すぎるボーカルは
当時の華やかだったUKロックシーンを思い出させますな。
|
The Primitives - Crash
1988年「Lovely」から。
当時TVKで、夕方曜日ごとに各パーソナリティが洋楽のMV番組をやっており
私は伊藤正則氏のHR/HMの番組を毎週欠かさず観ていました。
洋楽アーティストのMVをチェックできるのは「ベストヒットUSA」かTVKのみ。
私の住んでいる地域はそもそもTVKを受信できる地域では無かったのだけど
ノイズ交じりの画像でなんとか観るのが楽しみだった。
※我が家にはビデオデッキも無かったので肉眼に焼き付けました(笑)
そんな折
たまたま観た、曜日違いの大貫憲章氏のUKロック中心の番組で観たのがこのMV。
…衝撃でした。
当時、長髪の「Sex!Drug !R&R!ヒャッハー!」的な
狭~い世界観しか知らなかった私には
このエレガントかつパンキッシュな楽曲に一目惚れ。
この曲をきっかけに以降はUKロックを掘り下げることになります。
そんな転機にもなった曲。
|
The Clash - Train in Vain (Stand by Me)
1979年リリース「London Calling」から
中高生の頃、Sex Pistols やThe Damned、The Jamらと比べると
いまいち自分がハマらなかったのは
「なんかヤンキーぽい」という印象からだった。
なぜかファン層も長渕剛や矢沢永吉のファンと同じ匂いを感じたり…
注:個人的な偏見です。
しかしながら、彼らの音楽はそんな自分にも確実に響き
この3作目「London Calling」では
ロカビリーやレゲエ、ファンク調など節操無く展開
パンクの枠を越えたロックの大名盤となっております。
この作品以降も“Rock The Casbah”や“Should I Stay Or Should I Go”
など名曲を連発。
結局は音源を掘り下げるごとに
自分の中でお気に入りのバンドとなって行くのでした。
</p>
|
U2 - Vertigo
2004年「How to Dismantle an Atomic Bomb」から
U2といえば
「The Joshua Tree」までの超シリアス路線。
※私も少年の時に「With or Without You」でやられましたw
そして「Achtung Baby 」からのエンタメ路線?
を経て、名曲量産アルバム「All That You Can't Leave Behind」。
※私はこのアルバムが一番好きです^^;
当時、名盤すぎてこれ打ち止めでしょ?
て思ったのですが…
いやいやぶっこみましたよボノ&U2の面々w
こんなハードロックぶちかまして来るとは…
アルバムとしての魅力は???なのですが
この一曲で「すごいよ!U2!」と思わせます。
当時、某ロキ○ン誌にて
「世界はレディオヘッドの新譜を待ってる」
みたいな事をボノが申してましたが
いやいや「レディへなんかより全然次元が違うよ…」
て思ったしだいです。
|
The Jam - Going Underground
1980年リリースのシングル、アルバムには未収録。
ロックを聴き始めた頃に観た、ロンドンパンクのオムニバスビデオ
同時期のThe Damned、Sex Pistols、The Clashなんかと同列で紹介されていたThe Jam。
当時はそこまでロックに詳しくない自分でも
「ん、他とちょっと違くね?」と良い意味で違和感を感じた記憶。
その後レンタル屋に走りベスト盤を発見
タイトなスーツにリッケンバッカー、ソウル・R&Bに影響を受けた楽曲
モッズという言葉も知らなかった自分にはとても新鮮だった。
この曲は英国で初登場 No.1 を獲得。
その後、よりブラックミュージックへ近づいていく
スタイル・カウンシル化する前のキレッキレの名曲。
|
Yellow Magic Orchestra - Rydeen
1979年「Solid State Survivor」から。
小学校低学年の頃
初めてのクラブ活動で放送部に入部した私
覚えていないが、おそらく放送室の機材を触りたくて入ったのであろう。
入部して、まず先輩に「これを聴け!」と
放送室ならではの大音量で洗礼を受けたのがこの曲。
それまで歌謡曲しか聴いたことの無かった私にとって
「なんだこりゃ!めちゃかっこええ!」
と大興奮した記憶があります。
先輩(注:小学生)も興奮していたのか
毎回放送室に行くたびにエンドレスで何十回も聴くハメに(笑)
そんな思い出。
|
Primal Scream - Rocks
1994年リリース「Give Out But Don't Give Up」から。
元Jesus and Mary Chainのボビー・ギレスピー率いるPrimal Scream
名盤と名高い前作「Screamadelica」(1991年)
その60年~70年代R&RとR&Bをマリファナでかき回したようなサウンド
当時その手のアシッド的なものが苦手な自分はまったくハマらず。
その後リリースされたのがこのシングル。
Rolling Stonesの「Live With Me」をアッパードラッグに浸したようなこの曲
一聴して、純粋に「かっこええ!」と飛びつきました。
個人的にはこの路線で行って欲しかったのですが
次作から私の苦手なダブだとかエレクトロニカ方面へ…
自分の中でPrimal Screamといえばこの一曲!という存在に。
|
Pink Floyd - Lucifer Sam
1967年リリースの「The Piper at the Gates of Dawn」から
実はわたくし
Pink Floydはシド・バレット在籍時のものは良く聴いたのだが
名盤といわれる「Atom Heart Mother」以降はまったくピンとこなかったのです。
※もちろん後追い
この頃の彼らは
まあ、サイケ/ガレージの枠に入るようなシンプルなサウンド。
一般的には以降のプログレ期
「Atom Heart Mother(1970)」
「 The Dark Side of the Moon (1973)」
「 Wish You Were Here (1975)」
などのロックの歴史に名を残すような
大仰なスタイルでは無い。
しかしながら
このアルバムを残し常軌を逸し去ってしまったシド・バレットが
たしかにダイアモンドのように輝いているアルバム。
|
Billy Joel - Allentown
1982年リリースの「The Nylon Curtain」から。
Amazonのオリジナルドラマ『ザ・ボーイズ』
ドラマは苦手なのですが久々にはまりました。
内容の面白さもさることながら
BGMに使われている楽曲がやたら好みだというのも魅力の一つ
シーズン1序盤では
「The Clash/London Calling」「Iggy Pop/The Passenger」「The Damned/Neat Neat Neat」
などなどが絶妙なタイミングで流れます。
そして主人公のヒューイはなぜかビリー・ジョエルのファンという設定
ビリー・ジョエルのTシャツを着ていたり
'89年作アルバムと同名のストーム・フロントなんてキャラも登場します。
さて
このアルバムはビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」
を意識したらしく、楽曲はバラエティに富んでいて聴き応えがあります。
しかし、ベトナム戦争などのシリアスなテーマが多く
彼に「オネスティ」「素顔のままで」のようなラブソングを期待していた層からは
不評だったらしく失敗作扱いに。
それを意識したのか、次作の「An Innocent Man」('83年)では
開き直ったかのようにモータウン調の「Uptown Girl」で大ヒットを飛ばします。
ベタな存在すぎて「ビリー・ジョエルが好き」とは
なんとなく恥ずかしくて、大きな声で言えないのだけれども
ザ・ボーイズのおかげで再評価されたら良いな。
|
The Beatles - Happiness Is A Warm Gun
1968年リリースの「The Beatles」
通称「ホワイト・アルバム」から。
「ビートルズで1番好きなアルバムは?」と聞かれると
その時の気分によって「Revolver」「Abbey Road」と
このホワイトアルバムがグルグル回る感じ。
このアルバムはレコーディングに
8トラック・レコーダーが導入されことにより
「4人そろって録音しなくても良くね?」という事で
各自のソロ曲の寄せ集めのような体を成している。
特にジョン・レノンのこの曲を筆頭とした
「Dear Prudence」「I'm So Tired」「Sexy Sadie」
などのダウナーな世界観は独特で
ソロ以降の彼の作品にもあまり登場しなかった
この時期ならではの名曲。
|