The Smiths - The Queen Is Dead
1988年リリースの「Rank」から。
The SmithsといえばThe Stone Rose 1989年の1stアルバム登場以前
「UKギターバンド好きであれば必ず聴かねばならぬ」
という存在であった。
1982年。
New York Dollsのファンクラブを立ち上げたという経歴を持つ
ボーカルのモリッシーを中心に結成。
モリッシーのひねた文学オタク的な歌詞と
後にUKギターバンドへ絶大な影響を与えるジョニー・マーの
伴奏のリフでありながらメロディアスなギターがサウンドメイクの中心。
しかし80年代中~後期頃の自分は
洋楽(主にパンクやハードロック系)を聴き始めたばかりで
”元巨人の長嶋似のボーカリストが
ひらひらしたブラウスを着て
くねくねしながらヨーデルを歌う変なバンド”
…というとても失礼な印象を持っていた。
ところが
この解散後に発表されたライブアルバムで
自分内のスミス評価は一変。
小綺麗に作られているスタジオアルバムに比べ
性急なリズム隊に変幻自在な音色のギター
モリッシーのボーカルも荒々しい。
特にこの「The Queen Is Dead」なんて
パンクバンドのような勢いさえ感じます。
そんなこんなですっかり気に入ってしまい
スタジオ・アルバムも順を追って聴き直すことになるのであった。
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